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【平野区】「住まい」ではなく「暮らし」を売る時代へ

律

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時事ネタの一つとして、気軽に読んでいただければ幸いです!

↓先日こんな記事が出ていました。

【参照】
株式会社不動産流通研究所 大阪にSC一体開発の分譲マンション/近鉄不他
大阪にSC一体開発の分譲マンション/近鉄不他 | 最新不動産ニュースサイト「R.E.port」

大阪・平野区に新しい注目物件が登場します。
近鉄不動産・NTT都市開発・清水総合開発の3社による大型開発、「ローレルスクエア長原ザ・ランドマークス」。

駅から徒歩2分、イオンの都市型ショッピングセンター「そよら長原駅前」との一体開発、全322戸。──数字を並べればそれだけでも魅力は十分に伝わりますが、この物件の本質はもう少し深いところにあります。

ポイントは、「便利」じゃなく「負担がない暮らし」

たとえば、各住戸には専用の買い物カートが用意されていて、スーパーで買った重い荷物をそのまま玄関まで運べる。
さらに、イオンネットスーパーとの連携で、注文した商品は不在時でも玄関前に置き配してくれる。

ここまで来ると「便利」なんて言葉では片づけられませんよね。
生活のストレスそのものを減らす設計になっている。これは、ただの設備充実型マンションではなく、“暮らし方”にまで踏み込んだ住まいづくりです。

営業マンとしては、「駅近です」「大規模開発です」で終わらせてはいけません。
こうした仕組みが、子育て世帯や共働き世帯の“どんな負担をどう減らすか”という視点で語れると、提案の厚みがまったく変わってきます。

共用部にも、環境にも、きちんと意味がある

敷地内にはウッドデッキ付きの「コミュニティパーク」や生物多様性に配慮した植栽計画。
見た目の癒しやゆとりだけじゃなく、「いきもの共生事業所認証(ABINC認証)」や「ZEH-M Oriented」「低炭素建築物認定」など、環境基準もしっかりクリアしています。

「公園がある=子育てしやすい」で止めるのではなく、
環境意識の高い暮らしがしたい層にも響く物件です」と、もう一歩踏み込んだ提案ができると、他の営業と差がつきます。

“水回りのラグジュアリー化”は、密かに熱い

全戸にミラブルzeroとミラバスが標準装備。
こう聞いても、ただ設備の名前を言って終わる営業ではもったいないです。
毎日がエステ」「シャワーで肌ケアできる」「入浴中のリラックス度が全然違う」など、具体的なイメージで“使う体験”を語れるかがカギです。

設備を「スペック」として語るのではなく、「暮らしの変化」として届ける。
この視点があるかどうかで、営業力は大きく変わってきます。

今後の提案スタイルのヒントになる

このマンションは、ただの新築分譲ではありません。
暮らしの負担を減らすこと
環境と共生すること
住む人の生活価値を高めること

これらを一貫して設計に組み込んだ、生活提案型の住宅です。
こうした開発が今後さらに増えていくことを考えると、我々営業マンも、ただ“物件を売る”から“暮らしを提案する”に頭を切り替えていかないと置いていかれます。

“新築”という言葉に甘えず、その先にある「この物件でどんな暮らしが待っているか?」まで見据えて、お客様に届けていく。
今回の長原のプロジェクトは、その力を磨くきっかけとして、とても良い教材になるはずです。

【個人的見解】

私自身、過去に大規模開発の新築マンションを担当した経験があります。

駅近・大型商業施設隣接という条件は、数字としての魅力はもちろん、生活の利便性を具体的に想像させる提案がしやすいと感じました。ただ、今回の「ローレルスクエア長原ザ・ランドマークス」のように、買い物カートの配備や置き配サービスまで用意されている物件は珍しく、営業として「暮らしの負担軽減」という切り口で語れる要素が多いことに驚きます。

こうした“暮らし提案型”の物件は、設備や立地の説明だけでは不十分で、実際の生活動線や日常のストレス軽減について具体的に語れることが、今後ますます重要になると実感しています。

まとめ

本物件は、駅近立地や商業施設一体開発というハード面の強みに加え、置き配サービスや専用カートの配備など、ソフト面での暮らしの快適性にまで配慮された稀有な分譲マンションです。

これからの営業活動では、単なるスペックの説明にとどまらず、こうした「生活価値」の具体的な提案が、より一層求められるといえるでしょう。

購入検討者のライフスタイルに寄り添った提案力が、今後の差別化の鍵となるはずです。

律

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