コラム

【マーケット】2024年下期の不動産市場動向と営業戦略

律

こんにちは。不動産営業について発信している律です。
プロフィールはこちら

本ブログは読者を「売れる不動産営業マンに進化させる」という目的のもと運営しております。
本ブログのコラム記事では、主に大阪の不動産・建築関係のニュースを取り上げ、地域に与える影響や、今後の展望を個人的な意見を交えて紹介していきます。

時事ネタの一つとして、気軽に読んでいただければ幸いです!

↓先日こんな記事が出ていました。

【参照】
株式会社不動産流通研究所 24年下期の不動産取引規模、約3兆2,000億円に
24年下期の不動産取引規模、約3兆2,000億円に | 最新不動産ニュースサイト「R.E.port」

2024年下期における不動産取引市場の規模が約3兆2,000億円に達し、過去最高額を記録したという日本不動産研究所の調査結果が発表されました。このデータは、不動産営業マンにとって重要な指標となります。今回は、この市場動向を踏まえた営業戦略について考察していきましょう。

市場の成長と回復の背景

リーマンショック後の厳しい時期を経て、近年の不動産市場は顕著な回復を見せています。特に金融緩和政策が実施された2013年以降は、取引量が大幅に増加し、2024年上期には約3兆9,000億円という過去最高の取引規模を達成しました。この成長トレンドは、今後の営業活動においてもプラスの影響を与えるでしょう。

アセット構成の変化

最近の調査では、オフィスビルの割合が高水準を維持する一方で、ホテルの取引割合も過去最高を記録しています。これは、観光需要の回復やビジネス環境の変化が影響していると考えられます。不動産営業マンは、こうしたトレンドを意識し、特にホテルオフィスビルに特化したマーケティング戦略を立てることが求められます。

JREITと私募ファンドの動向

2024年下期の市場では、JREITの買い越しが続く中、私募ファンド(SPC・AM)の取引が増加しています。特に、私募REITの買い越し額がJ-REITを上回るなど、市場の多様化が進んでいます。このような状況においては、顧客のニーズに応じた柔軟な提案が必要です。具体的には、JREITと私募ファンドのメリット・デメリットを明確にし、顧客に適した投資先を紹介することが重要です。

外資系プレイヤーの動向

外資系ファンドの取引は、金利上昇や海外市場の悪化により一時的に減少しましたが、最近では大型取引が相次ぎ、再び活発化しています。外資系プレイヤーとのネットワーク構築や情報収集を強化し、彼らに対しても魅力的な提案を行うことで、競争優位性を高めることが可能です。

【個人的見解】

ここ数年の国内不動産市場における、外資系企業の流入がすさまじい勢いを見せています。とはいえ国内のホテル運営は、まだまだ日本企業が多く、約90%ほどを占めるようです。たとえ外資系のホテル名であっても実所有者は国内企業で、外資系ホテルがブランドや運営ノウハウを提供しているのが大半です。

しかしながら、一点集中したときの外資パワーは侮れず、昨今の流れからもその波を見極める「投資家」的な目線も営業マンには必要になりそうです。

まとめ

2024年下期の不動産市場は、取引規模が過去最高を記録し、様々な動向が見られています。この変化を捉え、柔軟かつ戦略的な営業活動を展開することで、営業マンとしての成功につなげることができるでしょう。市場の変化に敏感になり、顧客の期待に応える提案を行うことが、今後の成長に寄与することを忘れないようにしましょう!

律

本ブログは、不動産営業マンを成功させるためのバイブルを目指して運営しています。
今後も有益な発信・イベントを多数打ち出す予定なのでSNSも併せてフォローしてください!

-コラム