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【大阪万博】東横堀川の再生と万博効果。大阪市中心部が変わる前に仕掛けるべき理由

律

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↓先日こんな記事が出ていました。

【参照】
日本経済新聞 水都大阪の川辺、万博機に彩る 薄暗い東横堀川に遊歩道
水都大阪の川辺、大阪万博を機に彩る 薄暗い東横堀川に遊歩道 - 日本経済新聞

2025年の大阪・関西万博に向けて、都市再開発が活発化する中、注目すべきエリアの一つが「東横堀川」周辺です。

東横堀川」と聞くと、阪神高速に覆われた薄暗い川辺というイメージを持たれる方も多いかもしれません。しかし現在、その印象を大きく覆すプロジェクトが動き出しています。

大阪市と民間団体が連携し、万博を契機に本格的な「川辺再生事業」に着手。護岸工事によって生まれた新しい遊歩道や東横堀公園の再開放を活用し、音楽イベントやマルシェといった地域活性化の催しがスタートしています。

これらの取り組みは、単なる“にぎわいづくり”にとどまりません。不動産営業の視点で見ると、「今後の資産価値向上が期待できるエリア」であることを意味します。

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川沿いは“価値が動き出すサイン”

都市開発の歴史を振り返ると、水辺空間の活用はそのまちの魅力向上と密接に関わっています。東京の隅田川沿い、福岡の那珂川沿い、神戸のメリケンパークなど、成功事例は枚挙にいとまがありません。

東横堀川は中之島と道頓堀を結ぶ約4kmの水路。かつて豊臣秀吉によって開削され、舟運で栄えたこのエリアは、今再び人の流れを取り戻しつつあります。

2025年の万博開催に向け、川辺の活用は急ピッチで進行中です。高速道路の橋脚を活用したプロジェクションマッピングや、30分おきに行われる噴水ショー、最新鋭の水素燃料船による水上アクセスなど、「水都・大阪」の復権が着実に進んでいます。

これはすなわち、周辺エリアの注目度・来訪者数・不動産需要の三拍子が揃う可能性を秘めているということです。

“今すぐ売れる”ではなく、“今仕込む”営業へ

もちろん、今すぐに東横堀川沿いの物件が爆発的に売れるとは限りません。しかし、不動産営業マンとして重要なのは「需要が動く前に、お客様に情報を届けること」です。

たとえば、こういった提案は大きな信頼に繋がります。

ポイント

・「今はまだ再開発の初期段階ですが、2030年頃にはエリアの価値が大きく変わってきます

・「今のうちに情報を押さえておけば、将来的に良い資産形成に繋がります

・「再開発が完了する2045年には、川沿いエリアが大阪の“顔”のひとつになる可能性があります

お客様が“買う前に動く”のではなく、“動き始める前にお客様に提案する”。これが、長く信頼される営業マンの立ち振る舞いです。

【個人的見解】

東横堀川の再生プロジェクト、最初は正直「にぎわいづくり」と聞いても半信半疑でした。

でも実際に計画を追ってみると、遊歩道やイベントだけでなく、プロジェクションマッピングや水素船の導入など、想像以上に本格的。今はまだ「これから」の段階ですが、不動産営業としてはこういう“変わり始めた場所”にこそ目を向けるべきです。

お客様に提案するタイミングは「人気が出てから」では遅い。東横堀川のように、今後の成長が期待できるエリアを先回りして伝えられるかどうかが、信頼を生む営業の分かれ道だと思います。

まとめ

不動産営業は「今ある物件を売る仕事」ではありません。

まだ価値が顕在化していない場所の未来を、具体的に描いて見せる仕事」です。

東横堀川のような再開発エリアは、その力を試せる絶好の機会です。行政や民間が本腰を入れて取り組んでいるプロジェクトだからこそ、数年単位で見た時に“成長の波”が確実にやってきます。

ぜひ、東横堀川を一度、自分の目で歩いてみてください。 たった200メートルの遊歩道の先に、“大阪の未来の不動産市場”が広がっているかもしれません。

律

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